ニキビコラム一覧
豆乳がニキビ予防に良いってほんと?
ニキビの予防に豆乳が良いという声を聞いたことがある方もいると思います。実際に、豆乳はニキビに良いのでしょうか? ここでは、豆乳に関する基礎知識や、豆乳がニキビケアに役立つのかどうかなどをご紹介します。
豆乳に含まれるニキビ予防に良い栄養素
豆乳がニキビケアに良いといわれているのは、肌に良い働きを持つ栄養素が含まれているためです。その中でもニキビ予防に良いと考えられるものを紹介しましょう。
豆乳のイソフラボンがホルモンバランスに良い
豆乳には、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。イソフラボンは大豆製品に多く含まれる成分であり、女性ホルモンと同じような働きをするといわれているものです。女性ホルモンは肌の調子を整えたり、皮脂の分泌をコントロールしたりするもので、ニキビ予防に役立つと考えられます。
豆乳のビタミンEが美肌を作る
豆乳に含まれているビタミンEは、抗酸化作用や血行促進作用があり、美肌作りに良いとされています。また、女性ホルモンの分泌を盛んにする働きもあることから、ニキビの予防にも良いと考えられています。
豆乳のオリゴ糖が腸内環境を整える
豆乳には大豆由来のオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は腸内のビフィズス菌や乳酸菌の栄養源であり、腸内環境を整えるのに役立つものです。善玉菌が増えることで腸壁を刺激して、便秘の改善につながることも。腸内環境が良好になることで、ニキビの予防にもなります。
ニキビを予防したい方におすすめの豆乳の選び方
ニキビ予防に良いといわれる豆乳ですが、ひと口に豆乳といっても、さまざまな種類があります。ニキビ予防が気になっている方におすすめしたい豆乳の選び方を紹介しましょう。
豆乳の選び方
豆乳には、成分無調整豆乳や調整豆乳、豆乳飲料と呼ばれるものなど、いろいろな種類があります。純粋な豆乳ではなく、豆乳を使ったココアやコーヒーなどの豆乳飲料は、豆乳成分が少なく他の成分が多く含まれています。当然のことながら、豆乳の栄養素をたっぷりと取り入れるには、豆乳成分の多いものを選ぶことが大切です。その中でも、余分な成分を含まない無調整豆乳は、砂糖や植物油といった添加物が含まれておらず、純粋に大豆の成分を抽出したものなので、豆乳の成分を効率よく取り入れたい場合には適しています。ただし、無調整豆乳は味のクセがとても強くて飲めないという人も多いので、料理の中に入れて使うか、調整豆乳を選んでも良いでしょう。
毎日の飲み方にも工夫を
豆乳の1日における摂取量の目安は200ml程度といわれています。また、冷たいものよりは温めたものを選び、朝飲むようにしましょう。
料理にも豆乳を
好みによって豆乳の匂いや味が気になる場合には、料理に使って摂取すると良いでしょう。とくに無調整豆乳はそのまま飲めない方も多いので、料理の中に取り入れてみるのがおすすめです。たとえば、豆乳は牛乳の変わりにシチューやスープなどに入れることで、調味料や具材が豆乳特有の味や匂いを消してくれるため、摂取しやすくなります。味噌味の豆乳鍋などもおいしいメニューです。また、ヨーグルトなどと混ぜて飲むのも良いかもしれません。
豆乳を飲むときの注意点
ニキビ予防にも効果が期待できる豆乳ですが、注意しなければいけない点もあります。
大豆アレルギーに注意
豆乳は大豆で作られていますが、この大豆はアレルギーを引き起こすことがあるものです。大豆アレルギーを持っている人は、豆乳もアレルゲンとなり、豆乳の摂取でかゆみや赤みが出たり、発疹ができたりすることがあるため、注意が必要になります。
即効性はない
豆乳に含まれている栄養素には肌の調子を整える働きがありますが、飲んだ翌日、翌々日にニキビが治ったり肌の調子が改善されたりすることはありません。1度飲んだらそれだけで良いということはなく、毎日の習慣として飲むようにしましょう。
スキンケアも合わせて見直そう
ニキビはいろいろな原因でできるものであり、アクネ菌の影響や日ごろのスキンケア・メイクの間違いなども関係しています。豆乳を飲むのはあくまでも補助的なものだと考え、スキンケアやメイクの方法も合わせて見直してみましょう。
飲み過ぎには注意
豆乳にはIGF-1という成分が含まれており、これがニキビを悪化させる可能性があるといわれているため、飲み過ぎには注意が必要です。1日の摂取量は、コップ1杯程度で十分とされているため、毎朝の習慣として取り入れてみると良いでしょう。 また、豆乳は意外とカロリーが高いため、摂取のし過ぎで太ってしまう原因にもなります。その他、大豆イソフラボンの過剰摂取は女性ホルモンの乱れを起こし、生理不順などを引き起こすこともあると言われているため、飲み過ぎには気を付けましょう。
まとめ
豆乳はニキビの予防に役立つ栄養素が含まれています。豆乳の成分をニキビ予防に生かすなら、正しい飲み方や豆乳選びで、より効果的に取り入れることが大切です。過剰摂取はニキビを悪化させる原因なので、1日の摂取量の目安をきちんと守って取り入れ、ニキビの予防に役立てましょう。